葬儀の際のお悔やみの言葉

葬儀に参列した際にはお悔やみの言葉を伝えることもあります。この時は、遺族の気持ちを十分に配慮して伝えることが大事です。故人が亡くなったことを悼むような表現を用いましょう。しかし遺族の方は、肉体的にも精神的にも疲れがたまっていることを考えて、長々とダラダラ話すのではなく、簡潔に短めに伝えることがポイントです。特に親交が深いといろいろと伝えたいこともあるでしょうが、後日思い出話をするときまで取っておきましょう。遺族に配慮して、余計な負担をかけさせないことが葬儀の場では優先すべきことになります。

一般的には「まことにご愁傷さまでございます」という表現がベースになるでしょう。しかし宗教が異なると、若干この表現も変える必要があるかもしれません。例えばキリスト教の場合「帰天」という言葉を使います。つまり天国に行く、神の元に召されたという発想なので、悲しい最期というわけでは決してないのです。ですから、葬儀では故人をしのぶのはもちろんですが、神様に感謝するという意味合いもあります。この場合のお悔やみの言葉は「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」といった表現が無難といえます。このように参列する宗教スタイルによって、若干表現も変わってきます。こういったところにも配慮して参列するのが、大人のマナーです。

言葉を伝える場合、余りダイレクトな言葉は生々しいので葬儀の場にはふさわしくありません。「死亡」や「死去」といった言葉は控えた方がいいでしょう。「亡くなる」も決して好ましくはないです。「ご逝去」とか「他界」といった言葉で間接的に伝えるように心がけましょう。さらに場合によっては事故などで急死されることもあります。この場合も「急死」や「事故死」は遺族にとっては重たい言葉と感じられるので、このようなことを伝えたければ、「急なことで」とか「突然のご不幸」といった言葉を用いるのが無難です。

表現の問題に関して、重ね言葉は絶対に避けるよう気を付けましょう。「たびたび」や「ますます」「引き続き」といった言葉は、日常から使っているのでついお悔やみの言葉の際にも使ってしまう可能性があります。葬儀の際のマナーとして、言葉の選択には配慮が必要です。